就活やスキルアップに向けて!時間に余裕がある大学生のうちに取りたい資格6選
大学は部活や授業で少し忙しいタイミングもありますが、実は様々な資格取得ができるベストな場所です。
社会人になると仕事に追れ、資格勉強の時間など自由な時間確保が難しくなっていくので、自由になる時間がある学生時代の方が勉強時間も確保しやすく、短期間で取得が目指せます。
また、資格取得は少なからず就活時に有利になることはもちろん、資格取得を目指す勉強の中で、どんな分野が自分に合っているかを知ることもできます。
今回は大学生のうちに取りたい資格を6つ紹介していこうと思います。
就活や将来のスキルアップのために、大学時代の時間を有効活用していきましょう。
TOEIC(トーイック)
- 多くの企業がTOEICのスコアを参考に採用を実施
- 目指すべきは800点以上くらい
- 1ヶ月に1〜2回試験が開催されており、何度でも挑戦できる
大学生のうちに取るべき資格の代表格がTOEICです。
990点満点で英語力を測る試験で、多くの企業が採用する際の参考にしている資格です。
エントリーシートにも記載できるので、800点以上くらいを目指して取得しておけば、他の就活生と差別化ができます。
また、社会人になってもTOEICの点数を一定点以上求められることがあります。(そもそも会社によっては、TOEICが一定点数以上出ないと社会人になって昇格できない等もあったりします)
特に社内留学制度を用いて海外MBAなどに派遣されることを目指す場合、社内でもTOEICの点数がかなり高くないと、そもそも選考の土台に上がることもできません。
大学生のうちにTOEIC慣れしておくのは非常に大切です。
日商簿記検定
- 企業の財務部門や経理部門で仕事をしたい人は必須の資格
- 2級まで取得することを目標に
- ネット試験があり、テストセンターに空きがあれば柔軟に受験が可能
日商簿記検定(いわゆる簿記資格)は企業の取引や資産の取得などを帳簿に記録していく技能に関する資格です。
簿記を勉強することで、会計の仕組みがわかるようになります。
結果として、損益計算書や貸借対照表や決算書が読めるようになり、企業の経営状況の変化などを把握できるようになります。
また、就活の際も、金融機関や総合商社、一般企業の経理部門に就職する際に有利になったり取得推奨となることもあるので、取得しておいて損はない資格だと言えます。
簿記には1級、2級、3級がありますが、大学3年生までに2級を取得しておけば、どのような企業でもエントリーシートに記載することができるので、2級の取得を目指していきましょう。
なお、簿記3級は簡単でエントリーシートに記載しづらいですし、簿記1級は非常に難しく勉強時間も多くかかるので、2級以外はあまりコスパが良くないと思います。
普通自動車免許
- 商社など営業職では入社時までに取得必須となることが多い
- プライベートでも運転できると便利なので、取っておいて損はしない
- 免許は教習所もしくは免許合宿で取得できる
普通自動車免許も大学生のうちに取っておきたい資格の一つです。
商社やメーカーで営業職となった場合、アクセスの悪いクライアント先へは自動車で行くことも多くなります。
仮に自動車免許を持っていないと、そのクライアント先へは訪問できないことになってしまうので、営業職には必須の資格だと言えます。
友達とスノボやキャンプなどに出かける際にも、デートの際にも運転できると便利なので、是非取っておきましょう。
なお、免許合宿や教習所で自動車免許は取得できますが、免許合宿、教習所それぞれでメリット・デメリットがあります。
どこで免許を取得するか迷っている場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
G検定(ジェネラリスト検定)
- AIおよびディープラーニングに関するビジネス向けの民間資格
- AIで何ができるか、どこでAIを活用すべきか、AI活用には何が必要か等を理解できる
- 年間で3回程度試験が開催される。AI初学者にとっては知らない知識が多いため対策は必須
- エンジニア向けのE資格は受験要件も難易度も高い
G検定は一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施しているAIおよびディープラーニングに関する資格です。
2018年から設けられた比較的新しい資格で、AIやディープラーニングに関する登竜門的な立ち位置になっている。
難易度はそこまで高くなく、合格率も60〜70%程度あるため、取り組みやすい資格と言えますが、統計知識やAI・ディープラーニングに関する基礎知識(強化学習とは?、畳み込みニューラルネットワークとは?云々、、、等)が必要になるので、1ヶ月程度以上の対策は必須です。
ビジネスの世界でもAIやディープラーニングの活用は必須となってきています。
AI・ディープラーニングでどのようなことができるか、逆に何ができないのか、AI活用の際に必要な要件は何か、などを考える際に活用できるため、取っておいて損はしない資格だと言えます。
中小企業診断士
- 経営コンサルタントとして唯一の国家資格
- 経営や財務など企業に関する知識を幅広く習得でき、取得しているだけで一目置かれること間違いなし
- 1次試験、2次試験ともに年に1回しか受験チャンスがないので、計画的な勉強が必須
中小企業診断士は、社会人に人気の国家資格で、会計や法律など経営に関わる幅広い分野の知識を習得することができます。
1次試験と2次試験ともに幅広い分野の知識を問われるため、一定程度の勉強が必要ですが、知名度も難易度も高い資格であるため、取得しているだけで一目置かれることも多いです。
将来的には独立も可能で、独立後は経営コンサルタントとして経営サポートや補助金申請などの支援をしているケースをよく見ます。
いわゆる三大国家資格ほど高い難易度ではないので、大学生活も楽しみながらきちんと勉強すれば取得できるコスパの良い資格だと言えます。
公認会計士
- 医師、弁護士と並ぶ三大国家資格の一つで安定性も抜群
- 難易度は高く、大学生活の多くを公認会計士資格の勉強に費すことも多い
- 2次試験に合格できれば、監査法人などへの就職がほぼ決定する
- 税理士資格も取得でき、将来の独立開業も可能
公認会計士試験は数ある会計や財務系の資格の中でも最も難しい資格の一つで、三大国家資格です。
会計のプロフェッショナルとして企業の監査や、経理、財務といった面から企業の経営を支える仕事を行うことになります。
医師や弁護士、税理士と同様に「監査」の独占業務があるため、監査法人などで勤務することが多くなり、年収も1,000万円を超えることも珍しくありません。
また、公認会計士資格を持っていると、税理士登録も可能なので、公認会計士・税理士として独立し、企業の会計やM&Aをサポートしたり、企業の社外取締役になったり、経営コンサルタントとして活動していくなど幅広い仕事の選択肢を持てるのも、公認会計士資格の魅力です。
難しい資格なので、大学4年間かけて勉強をして合格する人が多いですが、会計士資格を取れれば、基本的に就職も安泰ですし将来性も大きいので、時間やお金を投資する意味は十分にある資格だと言えます。
3. まとめ
今回は大学生のうちに取っておきたい資格を6つ紹介してみました。
いかがでしたでしょうか。
下記に簡単にまとめてみます。
やるべきこと | 詳細 |
---|---|
TOEIC | 就職時に必須資格。800点以上が理想的 TOFELやIELTSでも代替可能 |
日商簿記検定(2級) | 経理・財務部門配属希望の場合は必須 経営に関わる第一歩の資格 |
普通自動車免許 | 営業職になるならば必須の資格 もちろんデートやお出かけにも便利 |
G検定(ジェネラリスト検定) | AI・ディープラーニングの代表的な資格 今の時代に取っておきたい資格の一つ |
中小企業診断士 | 将来的な独立も可能な難関国家資格 経営のプロフェッショナルを目指すなら |
公認会計士 | 三大国家資格の一角で難易度も高い 想定年収も高く、投資する価値がある資格 |
大学生は社会人に比べて自由時間が多いので、資格取得を目指す上では理想的なタイミングです。
TOEICは就職を目指す全ての大学生が取得した方がいい資格ですし、中小企業診断士や公認会計士など難易度の高い資格は社会人になってから取得するのが非常に難しいので、もし監査法人での仕事や経営コンサルタントなどを仕事としたい、将来独立したいという場合は、大学生のうちに取得を目指すのがおすすめです。
せっかく時間があるタイミングなので、資格取得で将来の準備をしたりスキルアップを目指し、大学生活の時間を有効活用してしてみてはいかがでしょうか。